ラムサール条約登録地濤沸湖

2005年11月、網走市と小清水町にまたがる濤沸(トーフツ)湖がラムサール条約登録湿地として正式に決定しました。
ラムサール条約とは、『特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する』条約です。1971年にイランのカスピ海の町ラムサールで初めて採択されたため、この名で呼ばれています。国境を持たない水鳥の生息地を保全することを主な目的とする国際条約です。2005年の時点で146カ国が加盟していて、3年ごとに締結国会議を開き、新たな登録地が決められます。

濤沸湖

日本では1980年に初めて釧路湿原が登録されて以来、2005年のウガンダ会議で濤沸湖やサロベツ原野など新たに20カ所が登録され、現在国内登録総数は33カ所(北海道内12カ所)になりました。
ラムサール登録により国際的にも貴重な濤沸湖の湿地を国内外にアピールすることができ、また2005年7月に世界自然遺産に登録された「知床」とともに東オホーツクエリアが相乗的な効果をもたらすと期待が寄せられています。
濤沸湖には冬が近づくと毎年2,000羽以上のオオハクチョウが訪れるほか、ヒシクイ・マガモ・アオサギなど多くの野鳥を観察することができます。北浜の白鳥公園野鳥観察舎は暖房やトイレも完備され、また、四季の濤沸湖を紹介する写真も展示されています。
網走市は「今後とも、濤沸湖の環境保全と野鳥の保護に努め、野鳥をはじめとする野生生物との共存を図りながら、野鳥観察等の体験型観光の場として、また、子供たちの環境教育の場として、湿地の「賢明な利用」を図り、豊かな自然を後世に引き継いでいきたい」としています。

北海道のその他のラムサール登録地

濤沸湖の白鳥

白鳥公園野鳥観察舎(網走市北浜)

釧路湿原 1980年登録
クッチャロ湖 1989年登録
ウトナイ湖 1991年登録
霧多布湿原 1993年登録
厚岸湖・別寒辺牛湿原 1993年登録
宮島沼 2002年登録
雨竜沼湿原 2005年登録
サロベツ原野 2005年登録
阿寒湖 2005年登録
野付半島・野付湾 2005年登録
風蓮湖・春国岱 2005年登録

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