ロケエピソード 01

網走でのロケに参加協力した人々へインタビュー

網走監獄博物館 管理課長 配島 淳さん

協力作品:映画「刑務所の中」(2002)
協力内容:施設の貸出

撮影協力の経緯を教えてください

2001年の夏ごろ、崔監督をはじめとする撮影隊の方々が博物館を視察にいらして、たまたま移築復元が完了して完成式を行っていた二見ヶ岡農場の建物が、原作者の花輪さんの書いた絵コンテにぴったりだということで決まったお話です。一度皆さん東京へお戻りになり、その後北海道のフィルムコミッションから網走市を通して正式に依頼が来ました。
刑務所を扱った作品ながら、内容的に暴力などの過激なシーンもなかったのですんなりと協力することになった次第です。

これまでにもロケに協力されたことはありますか?

旅番組、二時間ドラマ、ドキュメンタリーの再現フィルムなどたまに依頼があります。
最近の映画では篠田正浩監督の「スパイ・ゾルゲ」がありますね。
でもここ20年ほどの間では「刑務所の中」が一番規模が大きかったんじゃないでしょうか。
博物館ですから通常は一般の見学者優先で撮影していただいているのですが、今回は建物を区切ってそちらには一般の方を入れずに撮影しましたから。ロケ期間も長かったですね。

今回撮影に使用された二見ヶ岡農場の建物について教えてください

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卯原内の少し手前、二見ヶ岡に網走刑務所が農場を持っていまして、そこで農作業などを行っていたんですが、昔は今のように車もないため作業するまでの移動が大変でした。その負担を軽減するため、100年程前小さな刑務所をそこに作ってしまったんです。
その施設は古くなったため改築されましたが、博物館内にあるのは、使わなくなった建物を移築復元し、平成12年度に完成させたものです。この二見ヶ岡農場の建物は、作業場、食堂、浴室等小さいながら刑務所としての機能をすべて備えていて、今回の撮影はほとんどこの建物で行われました。舎房だけはちょっと古すぎて、セットでの撮影になりました。

ロケの間で印象に残ったエピソードはありますか?

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建物が古いのと、撮影が11月で雪が降り始めていたのでいろいろと大変でしたね。
お風呂のシーンでは実際に浴槽にお湯を入れたのですが、テストの時に若干水漏れをしていたので、修理をしてきれいに洗って使うことになりました。お湯は近くの老人福祉施設からタンク車で運び、一晩かけての撮影になりました。

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それからラストカットになりますが、レンガ塀のそばに転がったボールの脇に、タンポポが揺れている‥あのシーンを撮影したのは11月の末なんです。
境整備を担当している人たちに寒さで縮こまっているタンポポを探して掘りだしてもらって、暖房をかけて伸ばしたんです。積もった雪をバーナーで解かしてタンポポを植えて、緑が足りないところは直接ペンキをスプレーして‥寒さとの戦いでした。

苦労の多かった長期ロケでしたけれど、全般的には特に大きな問題もなく良い協力関係のもとで撮影が行われたのではないかと思います。

今後もこういった撮影依頼があったら協力されますか?

そうですね。火の取り扱いや使用時間など多少の条件はありますが、博物館の一番の宣伝になりますし、網走という地域全体に関わることでもありますから協力はしたいですね。また大きなものが来ればいいんですけど‥題材が題材(刑務所)ですからどうでしょう?

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