刑務所の中

房以外のシーンはほとんど網走市内での撮影だったので、市も全面的に協力態勢をとりバックアップしました

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公開日:2002.12.07
原作:花輪和一
監督:崔洋一

刑務所の中

ハナワカズイチ。受刑者番号222番。銃砲刀剣類不法所持、火薬類取締法違反で懲役3年。そこで彼を待っていたのは......告発、脱獄、暴力一切なし、「刑務所」のイメージを覆す獄中ライフ。厳しい規律はあるものの、TVは見られるし雑誌だって読める。お正月にはおせち料理も出るし、食事も忘れることなく3度3度きちんと出る。真綿でほんわり包まれたような毎日...。同房の4人、いや4匹との共同生活での他愛無い会話、懲罰房での袋張りの新記録達成など、些細な出来事はあるものの、シャバの事象は一切無縁。毎日が静かに過ぎていく...。(『刑務所の中』パンフレットより)

ロケハン(2001年9月6日~)

ロケ地下見(2001年9月6日)

崔洋一監督がプロデューサー、助監督、チーフディレクターの方々と共に網走を訪れました。
『刑務所の中』はタイトル通り刑務所が舞台の作品ですが、実際の刑務所での撮影は様々な制約があり、スムーズなロケを行うのは困難です。
網走にはかつて使われていた刑務所をそっくりそのまま別の場所に移築・展示している博物館網走監獄があります。ここでは映画やドラマの撮影がしばしば行われており、ストーリーの舞台としての雰囲気も十分。また未公開だった二見ヶ岡農場の建築物群が撮影に使用可能であることから、網走がロケ地として決定されました。

この後、製作会社から北海道ロケーションサービス(北海道のフィルムコミッション)を通じて、宿泊施設・車両・食事・エキストラ・ロケ地・美術用品などの照会、必要装飾品リスト、今後のスケジュールなどが網走市観光課へ連絡され、それぞれ対応業務を行いました。

スタッフによるロケハン(2001年9月26日)

プロデューサー、美術デザイナー、美術担当者、助監督、北海道ロケーションサービスの方々がロケハンに訪れました。メインとなる博物館網走監獄をはじめ、学校、農場、駅‥など、市内のさまざまな場所で入念なロケハンが行われました。

網走ロケーション内容説明会(2001年10月4日)

正式に網走がロケ地として決まったことを受け、報道関係者に向け、市役所内にて撮影に関する説明会が行われました。

先行ロケハン(2001年10月8日~12日)

製作担当者が網走を訪れ、ロケ地に使用する施設や企業への挨拶と交渉を行いました。カメラマン・美術デザイナー・照明などのスタッフも実際に現場へ足を運び、撮影のイメージを固め、必要となるセット・道具類の確認を行いました。
またこの間、北海道ロケーションサービスのWebサイトや新聞各紙等にエキストラの募集が告知され、その応募書類の整理も行われました。

メインロケハン(2001年10月13日~)

スタッフに加え、崔監督が網走入りし、メインロケハンが始まりました。さらに具体的な撮影計画が進められていきます。
課では撮影に必要な道具類を貸し出してくれる施設の確認と、大工や機器レンタルの手配等を行いました。
また撮影では、河川敷でキャンプファイアーをするシーンがあるため、開発建設部への使用許可申請、現地の役場・消防署への火気使用届出の確認を行いました。

オーディション(2001年10月14日)

受刑者や看守役のオーディションが、スタッフ宿泊先のホテルで行われました。
撮影スケジュールや髪型など条件面での確認、容姿の確認、芝居の必要な役は簡単なテストもありました。崔監督曰く、楽しいオーディションだったようです。

網走市長表敬訪問(2001年10月15日)

崔監督が市長に挨拶のため市役所を訪れる際、同行しました。

装飾物搬出(2001年10月28日~29日)

スタッフと事前に了解を得ていた借用可能施設をまわり、撮影に必要な装飾物を搬出しました。

仮設トイレの設置申請(2001年10月29日)

撮影を行う博物館網走監獄は、網走国定公園特別地域内にあるため、スタッフ用の仮設トイレを設置するにも申請が必要です。市長名義で道知事へ「特別地域内工作物の新築許可申請書」を提出しました。

撮影(2001年11月5日~19日)

撮影安全祈願(2001年11月5日)

明日の撮影を前に、網走監獄内の二見湖畔神社にて安全祈願が行われました。監督、スタッフ、広報担当、プロデューサーの約50名が、撮影の無事と映画のヒットを祈願しました。

撮影開始(2001年11月6日~)

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この日よりついに撮影が始まりました。博物館網走監獄、網走支庁食堂、美幌河川敷、音根内小学校、丸万小学校‥二週間にわたる撮影が市内で行われました。

受刑者の入浴シーンでは散水車を用意して湯を運び、風呂場のセットを組む作業をサポート。また看守役として当時の観光課長が、舎房区長役で観光係長が出演することになりました。観光課長は受刑者が作る鎌倉彫の彫刻指導も行いました(彫刻指導の様子はDVD特典映像にてご覧になれます)。
15日には公開ロケーションがあり、事前に報道関係への告知を行いました。

また、11月中旬には雪が降りはじめるこの時期、網走の屋外で過ごすのは厳しいものがあります。そこで市内の女性団体やサークルの皆さんに協力を仰ぎ、暖かい汁物を用意してスタッフを応援しました。ちなみにメニューはホッケのすり身汁、鮭汁、豚汁、カニの鉄砲汁、すり身団子汁...と日替わり。地元ならではのあたたかいサービスです。

撮影安全祈願(2001年11月19日)

網走でのロケがすべて終了し、撤収後は関係者が集まって打ち上げを行いました。

鑑賞会(2002年11月17日)

準備・計画(2002年10月~)

『刑務所の中』東京でのロードショーを前に、網走で先行上映が行われることになりました(主催・国際ソロプチミスト網走)。
協力機関やエキストラのみなさんへの招待券の送付、展示用として撮影に使用した小道具の手配、プリントフィルムの受け渡し等を行いました。

鑑賞会(2002年11月17日)

前日にゲストの崔監督一行が網走入りをし、主催側と共に歓迎会を開きました。
17日の鑑賞会では会場準備や進行をサポート。
鑑賞会は昼・夜の二部構成、集客人数は合わせて2000人。チケットは発売後すぐになくなり、ホールは二部とも満席と盛況でした。

鑑賞会(2002年11月17日)

北海道では、網走のほか、札幌・苫小牧で『刑務所の中』が上映されました。上映に際し、博物館網走監獄のパンフレットや、鑑賞会で使った記事・写真・絵コンテのパネルを提供・貸出しました。札幌上映では映画に合わせ、監獄のイラストがパッケージになったオホーツク限定のスナック菓子(ポテトチップ・キャラメル)も特別販売されることになりました。

DVD用撮影(2003年3月3日)

準備(2003年2月14日)

映画製作会社より観光課へ、DVDメイキング用監督インタビューの撮影企画書が送られて来ました。スケジュールの調整、博物館網走監獄への連絡、宿泊の手配などを行いました。

撮影(2003年3月3日)

崔監督、夫人、ディレクター、カメラマン、音声、ADの方々が網走を再び訪れました。観光課長が市から随行し、監督へのインタビュー撮影が行われました。
ロケ場所は網走監獄、ホテルしんばし、五十集屋等。撮影の様子はDVD特典映像に収録されています。

DVD発売(2003年8月22日)

『刑務所の中』DVDが発売になりました。

今回の『刑務所の中』撮影では、特別な混乱も起こらず、網走独特ののんびりとした空気の中で気持ちよく撮影が行われました。崔監督やスタッフの方々から「網走なくしてはできなかった」と嬉しいコメントを頂きました。

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